-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
埼玉県比企郡小川町を拠点に関東圏内の建設現場での鉄骨工事一式を行っている
有限会社須永鉄建、更新担当の富山です。
鉄骨工事は現場での組立作業が目立ちますが、実際には「工場での鉄骨加工」が最初の要であり、この工程がすべての基盤を作ります。
工場での精度がわずかでも狂えば、現場での組立がスムーズに進まず、最悪の場合は建物全体の安全性を損なう恐れすらあるのです。
切断作業
長尺の鋼材を設計図に基づいて正確な長さに切断します。
ガス切断機やレーザー切断機を使い、誤差はミリ単位。ここでの精度が、後の組立に大きく影響します。
穴あけ作業
高力ボルトを通す穴を開ける工程。位置が1ミリでもずれればボルトが入らず、現場で作業が止まってしまいます。NC(数値制御)加工機による自動化で、常に正確な位置に穴をあけていきます。
溶接作業
部材を強固に接合するための作業です。アーク溶接や半自動溶接機、さらにはロボット溶接を活用。品質にムラが出ないよう、最終チェックは必ず熟練の溶接工が担当します。
組立・仮組み作業
工場内であらかじめ柱や梁などを組み合わせ、現場でそのまま据え付けられるように仕上げます。これにより現場の効率が大幅に向上し、安全性も確保されます。
工場には「鉄骨製作管理技術者」や「溶接管理技術者」が常駐し、各工程を厳しく監督しています。
溶接部の超音波探傷検査(UT)や磁粉探傷検査(MT)で内部の欠陥をチェック。
製作記録や証明書を発行し、設計者や監理者に提出。
部材ごとに製作番号を付与し、現場で迷わず組み立てられるように管理。
鉄は水や空気に触れるとすぐに錆びます。
そこで工場段階で以下の処理を行います。
ショットブラスト処理 … 鋼材表面を研磨し、塗装の密着性を高める。
防錆塗装 … 下塗り・中塗り・上塗りの三層でしっかりガード。
溶融亜鉛メッキ … 厚い亜鉛膜で覆い、数十年単位で錆を防ぐ。
👉 鉄骨加工は、現場に届いた時点で「建物の半分が完成している」と言われるほど大切な工程です。
ここでの正確さと丁寧さが、街にそびえる大きな建物の安全と美しさを支えています。
次回もお楽しみに!
埼玉県比企郡小川町を拠点に関東圏内の建設現場での鉄骨工事一式を行っております。
お気軽にお問い合わせください。